ダイエットとか

お隣の目覚ましで目が覚める。10分ほど鳴り続けていたように思うが、たぶん起きていないのだと思う。雲は厚く、どんよりとした空気に蒸し暑さが乗る。


昨日ネットでニンジンジュースダイエットなるものが、はてブで話題のようなので記事を眺めていた。自分個人はダイエットが必要な生活をしていないから直接的には関係ないのだけれど、健康関連の記事はつい覗いてしまう傾向があるようだ。『いつ脳梗塞がおかしくない健康状態が改善』だの、『2週間で2.5kg痩せた』だの、『働き盛りのサラリーマンにも効果絶大』だの、胡散臭い文句が並んでいた。こういった飛ばし文句も、ダイエットという文脈だと受け入れられる空気があるのだろうかとも感じた。お金儲けの記事でいうと『FXで月収100万』とか、『スロットのパターンを完全解析して夢の不労所得』とかと同じくらいの事を言っているふうにも思う。


何かを食べてダイエットするという方法はけっこう危険というか、たとえばニンジンジュースダイエットでは、ニンジンジュースを朝食してかつ昼はそばにするだけ(……だけ?)、とあるのだけれど、それはたぶん一生ないし長期間続けなければいけないのだと思うのだけれど、どういうわけか適正体重になったら辞めてもいいみたいに捉えられてしまいがちなのではないかと思う。


個人的にはダイエットは収支カロリーがほぼ全てだと思っていて、食べたカロリーより多くの代謝があれば自然と体重は落ち着いて行くように思っていて、ただそれは体重が適正ラインに達したあとそのラインを保てることが前提だから、そうすると生活というか人生をちょっと変えるくらいの下準備と覚悟でもって取り組まなければいけないように思っている。そこに運動を取り入れるとなるとさらに生活を変える根性が必要になってくる。さらにすべての前提として生来の体質(太りやすい、痩せやすい)がけっこう残酷に作用してくる。


万人に効く薬はなく、だからこそ万人に効く薬があるよと吹聴することで耳目が集まるのだろうと思う。