無心になれる趣味

昨日もたいそう暑かったが、今日もまた暑くなりそうで、汗を沢山かきそうで面倒だ。


趣味といえるかどうか分からないが自転車をやっていて、さらにその自転車を固定ローラー台で回すトレーニングが(ほぼ)平日の日課となっている。だいたい30分〜45分くらいでペースを決めて回している。回している間は無心になれているかというと、ぜんぜんそうではない。ペースを決めているからサイクルコンピュータとはずっとにらめっこ状態で想定ペースより落ちれば少し負荷を上げるし逆なら下げるのを回している間はずっと続け、一定のペースを保ち続ける。ペースが安定してくればiPhoneでネットを見たりしている。


昨年頃、大人になって初めてプラモデル(ガンダムっぽいやつ)を作ったのだけれど、こちらの方は作っている最中、無心になれた。説明書を見ながらパチパチとパーツを切ってゆき、パチパチと組み立てる。塗装は面倒だし技術が必要そうだからやることはなく、ただ組み立ててシールを適当に貼って出来上がりといった風体だけれど、作り終えたときけっこう満足したし作っている最中の没頭感はなかなか気持ちがよく、ただ決められた工程にそってひたすら手を動かすというのもなかなか良い作業だ。


作り終えた後、そういえば以前読んだ中島たい子の『漢方小説』で、似たような話が出てきたことを思い出した。主人公の親友のOLなのだけれど、お店とかお城のジオラマをひたすら3日間くらい作るのが趣味という。主人公は、作ってどうするの?と訪ねるが、その親友は、作って満足して終わり、それがストレス解消になるの、と答える。ほかの漫画でいうと『少女ファイト』の主人公もジオラマ作成が趣味だったように記憶している。


ガンダムあたりのプラモデルを1つか2つ買って、また作ってみようかなと思っている。