リーダーシップとマネジメントとか

いよいよ夜も暑くなり、寝苦しそうな雰囲気。


超弱小チーム、というか単に地元の友達集めただけの自称サイクルチームなのだけれど、地元仲間なので自転車以外にも連れ合って遊びに行く事が多い。そのチームメンバーで旅行に行こうという話になった。社会人になってからはそのメンバーで、おおむね2〜3年に一回は夏に旅行に行っている。今年はなんとなく北のほう行こうぜという話から、結局仙台を目的地に決めた。自転車も皆持っていってそこで少し走ったりもする予定だ。


こういった旅行とかの企画はたいていメンバーの1人(仮にAとする)が持ちかける。そしてだいたい遊びたがりの別メンバーがいいね!いいね!と賛同しその流れでじゃあ行くかとなる。ぼくといえば、それほど旅行に行きたいと思わないというか、ここは誤解のないように書くと、行きたい訳ではなくまぁ行きたいけれど、メンバーの中での旅行行きたい度は比較的低い方だと思う。いっつも会ってるのにわざわざ旅行まで行くのか、まぁいいけれど、みたいに思う。


ところがどういうわけか、旅行行こうぜと決まった後メンバーで話が進まなくなる。とりあえず仙台にしよう、日時はこの日にしよう、まではなんとなく決まるのだけれど、そこからどこへ行こうとか宿はどうしようみたいなのはさっぱり出て来ない。そこから先はいつもぼくが決めている。宿とか行くスポットとか交通手段とかおおまかな時間とかをバシバシ決めていく。そういうのはストレスにはならないし、誰も決めないからぼくの好きなふうに決めてだいたい皆合意してくれる。


そして、おーリーダーさすが、みたいに言ってくれる人が居るのだけれど、いやまてこれってリーダーの仕事か、と思う。嫌じゃないのだけれど、こういうのはマネジメントの領域だよなと思う。リーダーシップでいえば、最初に企画を持ちかけるAがまさにそういった素質があるのだと思う。どの山に登るのを決める(山に登ろうと決める)のがリーダーシップで、山をどのように登るのか決めるのがマネジメント、そういう比喩をどこかで読んだけれど、まさにAのやっていることは山に登ると決めることで、ぼくのやっていることはどう山に登るかを決めている過ぎないなと思う(実際そういうのが向いているような気もするけれど)。


こういった、誰かが決めて誰かが具体策を考えるというのは、コミュニティ内の関係性からくる役割分担に過ぎないのかもしれないけれど(人数も少ない事だし)、リーダーと言われている割にはそういう仕事してないなぁと、すこしもやもやするのだった。