エヴァQ

7月にしては涼やかな土曜日、朝練で100km乗り、疲れたので昼寝をしたあと、レンタルしていたエヴァQを観た。前作がどこで終わっていたのか忘れていたため、前との繋がりを思い出すのに苦労した。結局自分で思い出せなかったけれどシンジ君の口から説明して貰ったので分かった。


色々と状況や世界が変わってしまって、シンジ君と視聴者置いてけぼりのままさらに状況や世界が変わって行くといった雰囲気で、結局最後まで置いてけぼりになりつつも面白かった。『これくらいぶっ飛んだ展開をしても許されるだろ。まぁ別に許されなくても良いか』みたいなノリも、他のアニメに無い感じで良い。エヴァは旧TV版をちょうど中二くらいの時に観たというのもあり、当時は凄い好きで、今はもうそれほど好きという訳では無いけれど、それなりに思い入れがある作品だというのを、今回観た事で再確認した。


話としては、色々大変な事が起こって、だいたいシンジ君が原因みたいな事になるのだけれど、みんな肝心のシンジ君にそういった情報を殆ど教えてくれなくて、説明不足が原因で更に悪い事が起こるみたいな展開で、居たたまれない気持ちになった。あれをしろ、これはするな、いますぐ止めろ、みたいな事を皆がシンジ君に言うのけれど、なんで理由とセットで言わないのと何回も思った(もうあまり覚えていないけれど、ひょっとしたら昔のTV版や劇場版からそうだったのかもしれない)。今回の災厄の主な原因は、シンジ君へのコミュニケーション不足だと思うのだけれど、どういうわけか責任をシンジ君1人に背負わせ過ぎなのが可哀相。お前は悪く無いよ、みたいな事を言ってくれる優しい人も1人しか居ない。こんな可哀相なシンジ君に心の平穏が訪れるときは果たして来るのだろうか。次回作が気になります。


最後に3人で荒野を歩くシーンが良かった。