イオンの事

仕事がどうにも忙しく、やむなく休日出勤をした月曜日。明け方は雨が降っていたものの、昼過ぎには止んでいた。お昼までで仕事を切り上げ、地元のマックで休憩。この記事を書いてさぁ帰ろうかというところ、大雨が降って来たので雨宿りがてら記事をアップロード。

昨日は一日に2回イオンに行った。別にイオンが大好きというわけではなく、成り行きでそうなった。

まず最初のイオン。埼玉県の入間市という場所で自衛隊基地の航空祭があり、両親が行きたいというのでクルマで連れて行った。自分としてはそれほど興味が無かったので、会場前で両親を降ろすと近くのイオンにクルマを停めた。入間のイオンは思いの他しょぼい。テナント部は2階までしかないし、スタバ(スターバックスのことです)もフードコートだ。ミスドミスタードーナツのことです)はフードコートじゃなかったので、ミスドで朝カフェをすることにした。前の日に観たまどかマギカの感想と、読んだ本の感想を書いていたらあっという間にお昼になっていた。自分は文章を書くのが遅いと思う。

入間の航空祭では昼過ぎから、ブルーインパルスという自衛隊の編隊飛行ショーがあり、それはこのイオンの屋上からも見えるらしい。なのでイオンのパン屋でパンを買って、屋上で食べながら(あんまり美味しくなかった)その飛行機のショーが始まるのを待った。屋上はもともとこのショーの観覧のため開放されていて、親子連れの人々がレジャーシートなどを敷いて賑わっていた。ほどなくしてショーが始まった。イオンは基地から3kmほど離れているから、迫力はそれほどでもないだろうと思っていたけれど、正然と隊列を作っての飛行や背面飛行とかくるくる回ったりとか、いろいろとアクロバティックなその挙動は遠くで観ていてもかなりグッとくるものがあった。観られてよかったなと思った。ショーはアクシデントがあったようで全部の演目が出来なくて終わったけれど、楽しかった。

両親が居た会場(基地)は30万人?くらいの人が居たらしく、クルマで回収するのに1時間くらいかかった。父親が会場でiPhoneを落としガラスが割れて落ち込んでいた。

帰宅途中にある、生まれ育った町に出来た新しいイオンに立ち寄った。こっちのイオンは3階だてでそこそこ大きくて、映画館こそないもののいわゆる田舎にある大きいイオンくらいの大きさ(伝わるだろうか)はある。ぼくと母親は何度か行ったことがあるけれど、iPhoneを割った父親は行った事がないというので立ち寄った。3人とも昼食をまともにとっていなかったので、そこのフードコートでラーメンを食べた。iPhoneを割った父親はそのラーメンをなかなか気に入ったようだった。輸入酒のコーナーが大きくて種類があるので、そこで外国ビールを2つほど買った。iPhoneを割った父親はぼくの買い物カゴにこっそり缶ビールを入れていた。

そのイオンは以前住んでいたところに非常に近く、かつてぼくはそこで15年くらいは過ごしている。いまぼくはそこから離れた場所に住んでいるけれど、同級生でわりとこのあたりに残っている友達も多い。その日その時にイオンモールを歩いていて、ぼくは誰とも出会わなかったと思う。けれども、ぼくと同じくらいの年頃の男女や家族連れはけっこう多く見かけた。ひょっとしたらぼくと同じ小学校や中学校で顔を合わせていた先輩や後輩がそこで新しく家族を作り、そこで新しい生活をしていて、ぼくも相手もお互い気付かずにあの場所にいてすれ違っていたかもしれないなと思うと、なんとなく奇妙というか不思議な感じがした。

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