12月の大会の事

4日間の出張から帰宅した翌日の日曜。休みが1日しか無い、何かがおかしい。流石に疲れが溜まっているけれど、うだうだ家にいるのもなんだか仕事に負けた感じがしてヤなので、いつも通り朝ローラーをしながらDVD鑑賞、アニメをみてからスタバへ。

12月の初旬には毎年千葉の袖ヶ浦で自転車の耐久レースがあり、2年前から参加している。1回目は無職の時に参加して、そこで得た気づきのようなものはかなり大きく自分自身の助けになった。2回目の去年では、その日の事を考えながら走った。そして先週、3回目の出場をした。

 12月にしては暖かく、陽が出ていて風も穏やかな、自転車に乗るには最高のコンディションだった。チームメンバーのうちの一人は怪我のためレースには不参加だったのだけれど、最近できた彼女を連れて一緒に応援に来てくれた。彼女さんはスポーツ自転車の事は全く知らないふうだったので、付き合い始めのデートスポットとして自転車の耐久レース会場というのは一体どうなんだろうと思ったけれど、2人とも概ね楽しそうにしていたからまぁいいかと思う。


 その日はもう、2年前の今日の事はあまり考える事もなく、感慨のようなものもいくらか薄れた。2年間でそれなりに積んだ修練の成果を確かめるように走った。先頭集団に混じって少しでも長く走るという目標を設定していて、結果的にはなんとか達成する事ができた(脚攣ったけれど)。1回目の出場では先頭集団で走るなんて事は露も考えず、2回目の出場では先頭集団になんとかついて行こうとして、でも出来なかった。そうして考えると、今回は着実にレベルアップしている実感があって、それが嬉しかった。本当に嬉しくて、苦しいのにニヤニヤしながら走っていたので、周りからみればなんだこいつみたいな雰囲気だったと思う。チームメンバーにも、お前本当に楽しそうだなと言われた。

ここ1年はなるべく毎日走る事と、筋トレを取り入れる事を重点に普段のトレーニングをしていたのだけれど、その(自分なりの)努力の方向性が間違っていなかったと曲がりなりにも証明し実感できるというのは、充実感があるし自信にも繋がる。そういう意味で、12月にこの大会がある事は1年間のベンチマークのようなものとして、なかなか良いものだ。来年はどんな事を感じられる大会になるだろうか。