二日酔いの事

ここのところ平日でも休日でも寝付きが非常に悪く、したがって起きる時間も遅めになってしまっている。ホワイトデーのお返しなぞを買いにデパートまで繰り出す。デパ地下のお菓子売り場は男性より女性の方が多いふうな印象。キットカットの高級ブランド?みたいなものに行列が出来ていたが、さして興味も無いので素通りをし、適当に見繕って帰宅。適当に、とはいえ随分迷う性質なので、40分くらいは売り場をうろうろとしていた。


 本当ならば昨日の土曜日にこの買い物をする算段であったが、二日酔いでまともに動けるようになったのがその日の夕方という体たらく。金曜の夜は会社の新入社員歓迎会だったので、そこで飲み過ぎた。この上ないほど原因は明確だ。その日の夜から相当気持ち悪く、電車でリバらずに済んだのが不思議なくらいだった(リバる=嘔吐する、の意味です)。朝起きた時点ではまだ酒で感覚が麻痺していたお陰か、あまり気持ち悪さは感じなかった。なのでシャワーを浴びて一息ついていたら、頭痛と気持ち悪さと寒気がセットになって襲って来たので、とりあえず横になったが、辛い。『げんしけん』でヒロインが二日酔いになった時、「眠る事もできないのが辛い」みたいな事を言っていたが、まさにそれで、眠れないし文字を読んだりするのも辛い。


 昼前にようやく立ち上がり水と暖かいお茶を飲んだら、数分後に飲んだものが全部口から出た。胃が空になっても身体は何かを外に出したいらしく、胃液と空気ばかりが何度も出た。こりゃちょっとやばいぞと思い、外でスポーツドリンクを買って少しずつ飲んだ。なにか消化の良いものを…と冷蔵庫を漁ると、ウィダーが出て来たのでそれも飲んだら、賞味期限が切れていた。賞味期限切れのウィダーだったが、今度はどうにか胃も暴れずに済んだので、そこでようやく眠る事ができた。


 こんな酷い二日酔いは久しぶりだったが、先週も家で1人で飲んでいたのになぜか翌日二日酔いになってしまっていた。体質的にはお酒に強い方だからそれなりに飲みはするものの、家で飲んで二日酔いなんて今まで無かったから、そろそろ身体が酒量に追いつかなくなって来ているのかもしれない。酔っている時の気持ちの良い感覚は好きだけれど、その代償として半日以上潰れるのはとても割に合わない。突発的な病気とか頭痛とか風邪とかなら、どうしようもない外部要因だからそこそこ納得もいくけれど、二日酔いは完全に自分の短期的管理不足が原因で起こる病気(?)だから、あたしってほんとバカ的後悔が凄い強い。酒が強い体質だったのはもう過去の事だと言い聞かせて、お酒の種類と酒量と気持ち良さの最適なポイントを探したい。