閾値の事

5時半頃に起床した日曜日。天気は非常に良いものの昨日の疲れが残っていたので無理をせずローラーを回す。心拍計の反応が悪く、新しいのに変えないといけないなと思う。久しぶりにDVDを観ながらローラーを回した。


最近は閾値スレッショルド)の事をいろいろ考えている。3つほど下に思った事を書いてみたけれど、見返してみるとどれも微妙に種類の違う閾値の例。


有酸素運動では乳酸閾値という概念があり、簡単にいうと、ある一定の強度の境界線を超えると途端にキツくなる(長時間継続できなくなる)数値の事だ(出力とか心拍数が基準となる)。この乳酸閾値ギリギリでトレーニングするのが有酸素能力向上に最も効果があるとされる。これより上でも下でも有酸素トレーニングの効率は落ちる(ただし下の場合は長時間続ける事ができるし、上の場合は筋力向上に効果がある)。


習慣の継続を軌道に乗せるためには、だいたい3週間毎日続けろとよく言われる(諸説あり、2ヶ月くらい続けないとだめとも言われる)。どちらにせよ、ある一定期間続ける事で閾値を突破し継続する慣性みたいなものを得る事ができるのだろう。英語の音読を3月くらいから毎日やっていて、2ヶ月はもう越えたと思うが、なんとなく軌道に乗った感覚がある。疲れてたり忙しかったりで抜けた日も数日くらいはあったが、2日以上は空けないでやっていた。あくまで音読の習慣が軌道に乗ったというだけで、英語の能力が上がったかといえばなかなか疑わしい。ただ音読はやっていて楽しい。やらない日はなんとなく気持ち悪い感じがある。この『やらないと気持ち悪い感覚』は、運動の習慣を得る際にもあった。


仕事をやっている時でも、なんとなく閾値みたいなものを意識する事が最近多い。なんかこう、ダラダラと作業を進めたり考えていても一向に成果物が仕上がらないけれど、集中して一気に、スタートダッシュするように作業を始めると速攻で仕上がるみたいな印象。全行程集中するというよりは、最初の勢いがとにかく肝心な気がして、今の作業はそういった閾値を突破しているのか、みたいな事をたまに自問自答する事がある。自問自答している時点で突破していないのだろうけれど。ただスタートダッシュするためには気力みたいなのを集めて解き放つみたいな事をしなければいけないので、その気力がないとだいたいうまくいかない。残業時間に突入してからはまず無理。