ルール無視の事

日曜日。朝方にワールドカップの3位決定戦を観る。予想通りの冴えない試合だった。視聴後どうにも身体が重たく、走りに行こうと思ったが断念し昼過ぎまで寝直す。夕方前に図書館へ行き、なんとか『何もやっていない休日』を回避。外に出ると身体も少し軽くなったのでローラー。


昨日の土曜日は飯能〜秩父方面で峠練をしていたのだけれど、信号待ちをしている時に後ろからロード乗りが凄いスピードで信号無視をしてすっ飛んで行った。


ルールを守らない個人をどうこう言うつもりはなく、むしろ言っても無駄だなと思うのでそれはいいのだが、なんとなくモヤモヤした気持ちがあるのも確か。そのモヤモヤは、ルールを守らない人間が守らない事によって罰を受けている様がほとんどない現状に対する納得のいかない気持ちなのかもしれない。先の例で言えば、信号無視したロード乗りがカーブの先で酷い事故に遭っていれば、まぁ、ざまぁと思う(とはいえ助けると思うけど)。信号無視程度ではなかなかそういう事にはならないし、信号無視より派手なルール無視をしてもたいていは無事故でやっていくだろう。万引きとかでも一緒で、多くの軽犯罪はやったやつのほうが得をして罰も受けずに過ごして行く。そしてルールを守らない人というのは、場合によってはおれより年収も学歴も高くて可愛い妻と子供が居て庭付き一戸建てを構えていたりするのだ。べつに調べた訳ではないけれど。我ながらルサンチマンの高まりを感じる。


そういったある意味理不尽な差というのは、個人レベルでも社会レベルでもなく、運命レベルでどうにもならない差になっているような気がして、途方も無い。途方も無いから、他人を比べてはいけないという教訓は、たぶんそういう所にもあるのだろう。自分にフォーカスして、自分のためだけに、地道に信号を守っていく。そこには目に見えるような報酬は無いかもしれないが。