フジロックの事

会社の人でフジロック好きな人に誘われて曖昧な返事をしていたらいつのまにかチケットを買ってくれていたので、柄にもなくフジロックに行ってきた。初フジロック


 当日は、おれを含む3人で金曜の深夜に寝ないで車で出発。途中ドンキホーテで帽子とか椅子とか色々と買い出した。5時頃に着いたが会場は9時だというので車中で仮眠。会社の人のイビキがひどく、あまり眠れず、まともに眠れたのは30分ほど。現地は快晴で、長靴を履いているものの雨の心配は無いようだ。会場を一通りみて回ったがそうとう広く、移動でもけっこう疲れる。


 最初はOverground Acoustic Undergroundを聴く。民族的かつジャジーな雰囲気で良い。ブラフマンの人たちらしい。311にまつわる曲をやっていてしんみり来た。会社の人は2人とも途中から座りながら寝ていた。次は加藤登紀子The Band Apartが一緒の時間なので迷ったが、結局バンアパに行った。これがちょう良かった。バンアパの曲でカッコいいのは正直どれも似ているような雰囲気はあるけれど良かった。ギターの人がすげぇ頭振りながら弾いていたのが印象的だった。


 その次は大きな屋外ステージで、芝生の斜面で休みながらTravisを聴いた。聴いたというよりも、遠目に眺めながらうつらうつらとしていた。完全に眠れなかったのは、横になっていると蟻がなんども身体を這い回って来てうざったかったからです。世界的にも有名なミュージシャンの演奏を寝転がりながら聴くというのはなんかこう特殊な贅沢感がある。終わってから別のステージに移動するつもりだったけれど疲れていたのでそのまま同じ場所で寝転がっていた。クロマニヨンズをやっていた。どれも似たような曲だなーと思いながら聴いていたがなんとなくオーラというか迫力を感じる。


 夜になってから夕食をとり、Damon Albarnを後半くらいから聴いて、最後はARCADE FIREをフル聴いた。ARCADE FIREは2時間くらいやっていて、事前にちょっと会社の人から借りたCDを予習で聴いただけだった。そのときはあまり感じ入るものはなかったけれど、ライブで今回聴いたら凄く良かった。なんか色んな音が鳴っているのに統一感があってクールな感じがする。最後まで満足した。


 23時過ぎに終わったのでそのままとんぼ返りする事にした。金曜夜〜日曜朝までトータルで2時間も寝ていないと思うが、テンションの高さもありあまり眠くならずに最後まで運転できた。高速道路も通りが少なかったもあり、無事故に感謝。音楽にはそれほど詳しい訳ではないけれど、会場の雰囲気はすごく特殊な開放感があって楽しかった。The Flaming Lipsが日曜だったのでそれが聴けなかったのが唯一残念。当たり前だけれど、どのバンドもプロフェッショナルな雰囲気で、楽しませる事に全力を注いでいるというのが感じられた。1時間とか2時間やっても最後まで疲れずに演奏するというのも当たり前だけれど凄い。後半リズム崩れたりハーハーしたりしない。


ちなみにモテキのような事は起こらなかった。