入賞した事

台風が近づく日曜日。強く雨が降っており、起きた瞬間から出かける気持ちが失せる。少し英語の音読をしたあと、なんとなく気乗りがしなかったがテレビを観ながら筋トレとローラー。終わってもまだ午前中なので借りてきたスタートレックを観る。シリーズものと聞いていたが初見にも分かりやすく良い映画だった。見終わってからは久しぶりにスカイリムをプレイ。世界が完全に確立されていて、ほんと良いゲームだと思う。昼寝して起きてからまたローラー。短時間高強度は精神的にきつい。白髪が増えそう。


少し前にあっちのブログにも書いたが、今回初めてレースで結果らしきものを残す事が出来た。正直レースレベルがまるで読めず、完走で精一杯なのか、はたまた入賞の可能性があるのか分からなかった。走り出してもまだ分からず、最終周回に突入しかかった時点でようやく、なんかこれ行けそうかなという予感が持てた。ただその時点では順位に絡みたいというつもりはなかった。ラスト2kmほどでは、とにかく一つでも前の順位でフィニッシュしたいという気持ちだけで走った。ゴールしたあと側道に流れていく中で、すぐ前でゴールしてた人たちが「2位でしたよー」みたいな事を話していたので、ん?この人たちが2位だったらおれも割と良い順位なんじゃあないか?と思い、そこで初めて順位を意識した。こうして改めて思い返すと、ビギナーズラックというか、初心者特有の守りを意識しない走りがプラスに働いたのかなと思う。


今年はヒルクライムではそこまで満足がゆく結果が出なかった。有り体にいうと伸び悩みを感じた。同じ峠を何度走ってもタイムが更新できなかった。今の練習方法で本当に力が付いているのか?停滞しているだけじゃあないのか?という疑問がよく湧いた。そういうこともあり、今回ギリギリとはいえ6位入賞出来た事は自分の中では割と自信になった。いささか自慢げになってしまうが、機材レベルも同じクラス内では高くないほうで、ロードレースの領域ではスキルやテクニックもまだまだ伸び代があると思えた。


集団走行に慣れていないので、自分の預かり知らぬところで迷惑を掛けていた部分もあったと思う。ハスったり(自分の前輪が接触する事)、平地ではほとんど牽けなかった。右回りのダウンヒルが苦手とか、課題も見つかった。つくづく無事故に感謝。


ロードレースに参加して、逆説的だが、ヒルクライムに奇跡は起きないと言われる訳も分かった。ヒルクライムは地力と重量でかなりの部分が決まる。何回同じ条件でコースを走っても、劇的にタイムが変化することはない。互いの実力が近くても僅かな差を埋めるのは難しく、僅かな差がそのまま順位に反映される。ロードレースは実力に多少差があるくらいなら番狂わせが起こり得る(と思う)。ポジショニングが重要。ポジショニングにはタイミングと、運も多少絡む。自分のようにスプリントパワーが劣っていても、前に付けていれば弱点をある程度カバーできる。地力も重要ながら、スキルというかテクニックの要素が大きい。そう感じた。未知の体験は宝というか、得るものがたくさんある。同じ自転車でもレースのジャンルによって全く違う。それを体験するのが楽しい。


人生の目標に漠然と『レースで入賞したい』というものがあり、今回でそれは叶った。叶ったけど、もっと速くなったり上の順位を目指したりしたくなるので終わりがない。