親の本棚

親の本棚がどうとかいうツイートが流れてきていたので、自分はどうだったかというと。本棚というより、両親から受けた読書の影響の話。

 

母がかなりの読書家で、未だにかなりの量の本を読む。ジャンルも割と幅広く、本屋大賞から自己啓発本まで読む。65を過ぎて自己啓発してどうなりたいのかわからんけれど。特に母は村上春樹が大好きなので、おれが小学校の頃からやたらと推していたのを覚えている。『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』は小5くらいの時に読まされた。当時は意味がわからんかったが、大人になってから読み返したらなかなか面白かった。今でも母の読書のインスピレーションからおれが読むことも多く、おそらく母と感性が近い(母からのインスピレーションを多く受けたので、自分の感性が母に寄ったのかもしれないが)。

 

父はといえば、ジャンルが狭い。一部の歴史小説しか読まない(司馬遼太郎宮城谷昌光くらい)。しかも何度も読み返す。宮城谷昌光は父が『孟嘗君』を読んでいたのを、当時高校の頃のおれが借りたところ嵌った。これはおれの人生の中でもオールタイムベストに入るくらい好きな小説になった。父は宮城谷昌光だと『楽毅』が一番のお気に入りらしい。

 

おれは多読と言えるほど読んでいるわけではないが、読書に対する抵抗感がまったく無いのは、おそらく両親の影響であり、大いに助かっている。