社内飲み会

先週、久々に社内飲み会があった。今の会社は少々特殊な業界でもあるので、基本的には社内で飲み会というのが開かれることはない。今回も、特定の部署の特定の条件の人たちを集めて開催された小規模なもので、10名ほどだったかと思う。BOSSが会社の経費で開催してくれたものであり、飲み会に行きたい人だけで開催されていることもあり、みんな楽しそうに飲んでいた。改めて、おれが知っている社内飲み会とぜんぜんちがう…となった。

 

おれが知っていた社内飲み会は、前職の社内飲み会だ。基本全員参加、段取り・進行を事前にBOSS(社長)に確認。メールで全員に出欠確認、返信も全員宛て返信。席はBOSSが決める。開催の言葉、乾杯の言葉、締めの言葉。全員がBOSSと役員にお酒を注ぎにいく。そのため、ヒラ社員は基本的に立ちっぱなしになる。2次会のメンバーはBOSSが決めてBOSS行きつけのバーに行く。飲み会が終わった当日に携帯で御礼のメールをする。翌日朝も対面で御礼を行う。

 

毎回、解散後に帰宅する電車の中で、同期とBOSSへ送るメール文章を校正しあっていたものだった。

 

こうして改めて文字として書き連ねてみるとなかなかすげぇものがある。しかし、入社した当時の一発目の飲み会がこれだったので、以降は飲み会の予定があるとそれはそれは憂鬱だった(おれに限らず、BOSS以外の全員が憂鬱だった)。しかもおれは管理部門だったから、段取りから考える側だったこともあり、飲み会すなわち仕事だった。当時の会社にいた時も、友達や知り合いにこの話をすると「昭和の会社かよww」と笑われるか、「こわい(´・ω・`)」と怯えられるかの基本二択だった。

 

こんな飲み会、今思い返すとまったくFxxKというわけかというと、基本的にまったくFxxKだ。だな。ただ、全否定するわけではない。会社が緩んだ雰囲気にならないよう、いっけん過度とも思える規律が必要な会社もあるだろう。また自分の経験としても、その時に訓練された立ち回りや段取りとかいったものは今にもそこそこ活きていると思う。