物を捨てたい

寝がけも起き抜けも温度計の針は30度あたりを指している。熱帯夜がそろそろ来るのだろう。自分の場合は熱帯夜でも一度寝付いてしまえば朝までそうそう起きる事はないのだけれど、起きたときに蒸し暑いとなかなか気分がスッキリとしてこない。こればっかりは仕方の無い事だけれども。


引っ越して実家に戻る際、想定していたよりも遥かに多くの物を運ぶ事になった。自分自身はそれほどモノは多くないだろうと思っていて、今も他人よりは比較的持っているモノは多くないだろうと思ってはいるけれど、絶対的な量としてはやはりそれなりにあるものだ。引っ越しから5日程経ったけれど、今も段ボールが4つ程部屋を占拠していて、部屋に入るたびに悩ましい気持ちになる。


何かの本で読んだのだけれど、モノ自体がそこにあるだけで発するエネルギーみたいなものがあり、そのエネルギーはだいたいネガティブなものらしく、どうもオカルトチックな論調になってしまうけれど感覚としてなんとなくそういったエネルギーはあるなぁと思う。意識してそのモノを観なくても、視界の端っこにあるだけでなんとなく思考が拡散されてしまうというか。見えていないモノでも、(あんまり使っていない)アレ、そういえばあそこにあるなぁみたいな、そういう感覚。


捨てやすいモノと捨てにくいモノがあり、捨てやすいものはいいとして、捨てにくいモノが問題になる。PC関係の、普段役に立つんだかよくわからないけれどイザというときには必要かも?みたいなものや、もう使わないけれど高価なもので、売ればそれなりの値段になりそうなモノ。売るという行為がどうにも苦手で(面倒だし、いつも碌な値段が付かないからがっかりする)、なかなか踏み出せないでいて、いつまでも部屋に残り続ける予感がしている。ゲームソフトも割とあって、やらないゲームはさっさと売っぱらいたい。けれどもやはり面倒くささが先立つ。


本や漫画を捨てる事にほとんど抵抗感は無くなって来た。買い直すコストがそれほど気にならなくなったせいもあり、漫画に関しては最近はレンタルをよく利用するようになったせいもある。裁断機とスキャナがあるから、読み返したい本はスキャンすればよい。


とにかく、今は再び雑多となった自分の部屋をどうにかスッキリとさせたい。

(今朝聴いた曲)
"In The Wee Small Hours Of The Morning" from "The Trio" (Oscar Peterson)