悩み事とメンタルとその回復の事

一泊二日の出張の帰り。

メンタルは普通の状態では少し落ち込むことはあっても自然と回復し安定する。ただ、解決するのが困難であったり深い悩み事があり、それが常に頭の中をちらついているときは、それはRPGで言う所の『毒』状態のようで、自然なメンタル回復量よりもメンタル減少値のほうが上回る。そうした状態を放っておくと、どんどん具合が悪くなっていき、身体の調子も悪くなっていく(そしてメンタルが常に低い状態で落ち着く)。

悩み事が長期に及んだり、自助努力だけで解決できないような類のものである限り、その『毒』状態が永遠に続く事になってしまい、人生的にあまり宜しくないと思う。そういう状況にあるときでも、一時的に悩み事を頭から無くすことで、一時的にでも『毒』状態を取り除き、短い間でもメンタルを自然回復させる事が心のためには必要であると思う。

毒状態を取り除くには、他の事に集中し没頭するか、悩み事を忘れられるような状態を作り出すか、いずれにせよ悩み事を頭の中から追い出すような行動をとることが必要だ。

集中や没頭でいえば、ぼくの場合は自転車(ローラー)かプラモデルを作る事で、身体や手を動かし続けるというのは、なかなか良い具合に没頭する事ができる。人によってはたぶん、映画をみたりゲームをしたり本を読んだりという事も没頭できる行動かもしれない(ただしぼくの場合、それらはあまり上手くいかない)。

忘れられる行動でいうと、お酒を飲むことか、寝ること。身も蓋もない行動だが、けっこう効果はあるように思う。ひょっとしたら麻薬とかそういう類のものもそれにあたるかもしれないけれど、やろうとは思わない。自棄食いをしたい誘惑に駆られることはよくあるが、デメリットが大きいのでやらないようにしている。

解決できそうにない問題や悩み事から一時的に離れる事を、なんというか魂的な意味合いにおいて、誠実なありようでないとか、不義だとか、良心的に呵責があったりする事もあるかもしれないけれど、それによって健康を損なうほど思い詰めてしまうよりは、休み休み立ち向かったほうが良いと思う。