過程を呟く事

 自転車のローラー台を続ける事が出来ているきっかけの1つに、ツイッターのフォロワーさんが毎日ローラー台に乗っている事を呟いているのを見続けて、それに触発されたというのがある。

 不言実行か有言実行かどちらが良いか、というのに近いかもしれないが、有言実行のメリットの1つには、他人を鼓舞する事ができるというのがあるのだと思う。不言実行で、いきなりポンと成功の報告が出てくるのもカッコいいのだけれど、その人がどれほど積み重ねて来たのかを、外からはなかなか伺い知る事が難しい。

 有言実行でコツコツやっている努力を観ていると、不言実行に劣らずカッコいいものだと思う。例えその努力が成功につながらなかったとしても、何かに向かって頑張っている姿が、他の誰かにとっての希望になる。だから、他人の(自分とはまったく違う)趣味とかが、ツイッターで継続されて呟かれているのを観るのは、自分にとってはけっこう励みになるし楽しい。あえて大げさに書くならば、例え成功しなくても、努力して良いのだと思える。

 自分がローラーだとか筋トレだとかをいちいちツイッターに書いているのも、これによって誰かが何かを頑張ってくれれば良いなと思っているからで、偉そうかもしれないけれどそれが自分自身の運動を継続するモチベーションにもなっていたりする。また、そういうふうに考える様になってから、24時間テレビとかで走る人たちの気持ちが昔よりほんのちょっとだけ分かるような気がした。ほんのちょっとだけ、ではあるけれど。