組織と根回しの事

平穏な日曜日。左膝の裏がどうも痛むので、自転車に乗ろうかどうしようかといったところ。土曜日は、社内サーバーのお守りのため少しだけ出社した。別件で出社していた上司といろいろ、普段ひとが居るような環境ではできない話が出来て、楽しかったし収穫もあった。

最近、所属する部門のトップに新しい人が入った。何度か打ち合わせをしたけれど、とても頭の良い人で、自分にとって非常に良い刺激になりそうで嬉しい。今の組織の問題点を洗い出して改善するような事をしたいようで、うまく行けば非常に整理され合理化された透明性のある組織ができそうであるが、急進的過ぎて不安もある。

組織において立場だとか面子だとか感情だとかは、それなりに重要視しなければならない要素で、たとえそれが正しい事でも合理的な事でも、なんであれそこをすっ飛ばして物事を進めると衝突が起こる。(心底くだらねえなと思うけれど)

正しい事や合理的・論理的な事というのは、ゴールはだいたい決まっていると自分では思っていて、誰がやっても多分同じゴール(本質)に辿り着く。そうすると、どうゴールまで行くかという、やり方が重要になってくるし、それが人それぞれの個性でもある。やり方の正解は、やる人によっても、それを見る人によっても違って、やる人が正解だと思っていても、それを見る人が誤りだ(あるいは嫌だ)という事が起こりうる。だから大抵の場合は、見る人へ説得やら根回しやらをして、感情や立場の衝突を避けながらゴールへ向かう。もちろん絶対的な権力や発言力があれば、見る人が誤りだと言っていても強行する事ができるが。

根回しとかホント面倒だし心底くだらねーなと思うのだけれど、そこをしっかり詰めておくと驚くほど楽に回せることが今の会社では結構ある。なにより関係者が悪い顔をしなくて済むので、上の人だけでなく下のひとにもある程度はやっておかないとな、という感じである。そういう経験ばっかり積んでいくのもイヤなんだけれども。