人体実験

 ガッデム忙しい一週間。忙しいとき、一週間が9日くらいあればよいと思う。ほんとオワンネ。でも日々は過ぎて行く。ストレスが溜まってくると、まず甘いものを食べたくなる。そして食べる。それはいささか不健康なので、食べた分、あるいは食べたい分だけ運動する。それが出来ない事も多いけれども。


 ペダリングモニターを使い始めてから一週間、データを見ながら都度自分のペダリングの修正を掛けているが、中々簡単に理想型にはならない。先週は、封印されし左膝内側が再び痛みだした。痛まないよう、踏み方やサドルの高さやクリート位置を色々と調整してみたら、今度は膝外側が痛むようになった。何故そうなる…。面白い。


 少し前の記事では、『自分の立ち位置と理想型を知っていれば、自然と良い方向に向かっていく』というふうな事を書いたが、そう簡単にはいかないようだ。モニタリングする事で今の『立ち位置』は分かるし、目指すべき数値といった『理想型』もわかっている。けれども、そのスタートとゴールを結ぶ道はどう進めばいいか。そこまでは分からない。どうするか、について、答えのような情報は沢山転がっている。引き足を意識する、大きなイメージで回す、縦に踏まない、ポジションを変える、などなど。いわゆるハウツーというもの。


 一つを試してみて上手くいったと思ったら、別の部分に歪みが生まれたりする。当たり前だけれど人体は一人一人違うから、ある人の解法が自分にとっての解法にはならない。とにかくトライアンドエラー、自分自身で人体実験をして、自分にとってベストな形を見つけるしかない。