DNS

レース翌日の月曜日。9時間寝たけれど身体がたいそう重く、7時頃起床。録画していたゲームオブスローンズ新シーズンを観ながら朝食をとり、ほどなくまた眠くなってしまったのでベッドで横になっていたら13時を過ぎていた。まだ身体が重かったけれど折角の有給休暇を何もしないで過ごすのは魂的にイヤなので、コーヒーを胃に流し込み無理やりローラーへ乗る。乗る前の調子からしてまず強度を上げられそうになかったので、L2で70分ほどという何とも中途半端な内容になる。終わってもまだ身体が怠げで、思いのほか土日の疲れが大きかったようだ。


日曜のレースはDNS(欠場)した。その日は3時前に起きて松本市のホテルを出発。前日寝る前に、以前北海道の友達から頂いたハスカップ+ラベンダーのティーを飲んでみたら寝つきが良かった。レース前は緊張してなかなか寝付けないものだが、ラベンダーには安眠作用があるというのをどこかで見て、引っ張り出してきたのがうまくいったようだった(やや賞味期限が過ぎていたが問題はなかった)。暗闇のなかクルマを走らせ乗鞍の会場へ向かうも、どんどん雨は強くなっていく。道路もかなり冠水している。去年も雨だったが最終的には晴れたので、道中ではまだ一縷の望みを持ち向かっていたが、会場についてもなお強いままの雨にこの時点で心がほぼ折れていた。近場の駐車場確保のための早朝入りだったので、無事確保できてからは1時間ほど仮眠。ルーフを打ち付ける雨の音が強い。


6時過ぎに運営より、コース短縮しての開催と発表があった。かなり強い雨で下山する事のリスク、自分の組のスタートが遅く寒い中で登りも下りも待たされること、そして、やはり頂上の景観あっての乗鞍という気持ちが強く、熟考するまでもなく早々にDNSを決めた。今回は体力と調子の調整がかなりうまく行っていたこともあり残念だったが仕方ない。出たとしてもどうせ景色が見れないし、とそれほどガッカリはしなかった。Twitterを見ると、知り合いのフォロワーさんもかなりDNSが多かった。決めたあとは早々に会場を後にし、浅間の温泉で錄にかいてもいない汗を流した。Twitterを見ると、前日にお会いした広島のフォロワーさんお二方は出場し、無事下山されていたようだった。走れなかったのは残念だけれど、去年に続き今年もお会いできたのはよかった。


当初の予定ではこの日は草津あたりで一泊し、月曜は草津周辺の峠にでも登ろうと考えていたのだけれど、無慈悲にも今日も明日もずっと雨のようなので宿をキャンセルし帰路に着いた。途中、東御市のパン屋でランチを買い、これがなかなか美味かった。ちなみに土曜日も松本市のパン屋で昼食を買ったけれどこれもなかなかイケてた。今回乗鞍の大きな収穫は美味いパンだった、そう言っても過言ではない。帰りの高速道路では疲れからか黒塗りの高級車に衝突してしまいそうなくらい眠かった。普段のレース後であれば、体力が無くても興奮していてそれほど眠くならないものだが、今回はたいそう眠気と疲労感が強かった。無理をせずSAで2回ほど仮眠しながら帰宅。


帰宅後、せっかくフレッシュな脚を使わないのは勿体無く、不完全燃焼のまま今日を終えるのは魂的に負けている感じがしたのでローラー100分。水しか補給しなかったせいか後半ちょっと頭痛気味だったので慌てて塩タブレットを補給。1時間を越えて水だけの補給は危険だ。夕食後、3本ほどお酒の缶を開けて就寝。こうして今年の乗鞍は終わった。改めて書いてみるとやはり未練があるけれど、その分次や来年のレースで爆発させたい。これは今回乗鞍に行った多くの人がそういう気持ちだろうと思う。テンテン先生の次レースにご期待ください。