他人の態度に影響されるという事

普段は休みの日でも、ほとんど会社に行くのと変わらない時間に起きていたものだけれど、冬になってからはどうにも1、2時間ほど遅く起きるようになっている。それは朝練に行かなくなったり(寒いから)、布団に入っている時間が長くなったり(寒いから)、つまりは必然性と環境変化の結果。とはいえ今日は朝一から歯医者の予約をしていたので、会社に行くのと同じような時間に起きた。


いまの会社はこの時期は比較的閑散期のようで、うちの部署もその流れで比較的業務量が少なくなっている。やるべき仕事を全てこなしても割と時間に余裕があるので、まとまった時間を仕込みに使えるようになって有難い。

目下の悩みは閑散期にかまけて全く仕事をしなくなった直属の上司の事で、仕事をしているフリくらいすればまだ良いものの、あからさまに業務時間中の暇を享受している様子がありありとみて取れる。今まで色々な会社の目上の人と仕事をしてきたけれど、今ほどやる気のない態度を堂々ととる人間をみた事がなかったので、多少なりともショックを受け、自分自身の仕事の士気というかやる気にも影響を受けた。先日社内の飲み会で、その上司は不在だったのだけれど、その上司の話題となり、フロアにいる全員が「あの人の態度は目に余る」との共通見解を認識していて自分としては多少安堵した。割と偉い人も同じ認識だったので、近い将来とっちめてくれはしないだろうかと他力本願な気持ちになっている。

本来的には、他人が仕事をしていようがサボっていようが、実質的な損害を被らない限りは(ただし、つい先日上司がサボっていたせいでぼくが実質的な損害を被ったばかりなのだけれど)関係のないはずである。他人は他人、自分は自分の精神で仕事をすれば良いだけなのだ。それなのに、その事で自分の士気に影響があってしまうのは、本来まったく合理的な心の動きであるとはいえない。そういった余計なノイズに影響を受けない精神力と態度を身につけたいと思うので、暫くは修行期間だと考える事にしている。