中途半端なスキルの事

先週に休日出勤をした代休のため、本日は休みである。平日ならではの休みの過ごし方というものにいまいち想像が及ばないため、休日にそうしているように朝から近場の喫茶店(というかマクドナルド)に行く。ちょうど個人的に頼まれていたネットの仕事があったので、Macbookを持ち込んで作業。終わったあとには請求書を作る。一通りの仕事が終わり外に出てみると雪が降っていた。今年になってもう随分と降ったように思い、有り難みはそれほど無いけれど、雨に降られるよりはずっとよい。


自分はイラストだとかネットだとかの仕事を、どれも中途半端にしか身につけていなくて、それでもその中途半端なりのレベルが求められるシーンというのは意外と多いものだと最近は気がついた。個人で使うようなポスターのレイアウトやプレゼン資料の画像加工だったり、小さい団体のウェブサイトの細々とした更新だったり、コンピュータやルーターの設定だったり。職場で求められることもあれば、個人的に頼まれる事もある。職場でそういった何かを頼まれるとき、それは本業ではないし、その割には結構な頻度で求められるものだから面倒ではある。とはいえそういう便利屋みたいな側面が評価される時もあるから悪い事ではない。

それぞれのスキルはそれ単体で食べて行くにはとてもじゃないが無理なレベルで、器用貧乏とすらも言えない程に手広さがあるわけでもないけれど、それでもときに小道具として取り回してみるとそれなりな価値があるもののようらしい。

こういった中途半端なスキルは大半が前の職場で得たものだ。前の職場には未だにあまり良い印象はないし、あまり良い辞め方をしたとはいえないけれど、そこでの経験やスキルが今の生活に役立っている。自分が気持ちよく感じた、嫌だと感じた、どう感じようともその環境で得られた経験はただ経験として、好むと好まざるとに関わらず無機質に積ってゆく。