記念日とかきっかけの事

土曜日夜の暴風雨から一転して快晴の日曜日。けれども風は強い。

カレンダーに書いてある祝日とかイベント日(●●の日とかそういったもの)は、普段気付けない物事を再認識するきっかけになる。恒常的に頑張れたり、誰かや何かに感謝の気持ちを持ち続けたりすることは勿論良い事だけれど、常に頑張る、常に感謝するという無形の継続というものは、口でいうよりけっこう難しいのでは無いかと思う。継続する事とそれを特別な形にすることはけっこう違って、例えば両親に毎日感謝をしているしるしとして毎日花を送るのはけっこう難しい。

道路に何気ない白線が引かれているとしてそれを『スタート地点』や『ゴール地点』という『ポイント』だと認識するとき、たぶんそこには『きっかけ』というエネルギーが篭っている。そのエネルギーはたぶん、普通に走るのとはまた違うパワーを与えてくれる。そういうポイントを設定する事は、低コストでできる割には大きなリターンがあるふうに思う。記念日とかイベントの日というのはそういった効果がある。

何気ない日でも特別なものをみつけそれを記念日(ポイント)にしてみれば、繰り返す年の中にもちょっとエネルギーが増えて楽しくなる…のかもしれない。そしてそのためには記憶しておくのではなくて記録しておく事がたぶん必要なのだろう。人は、という大きな括りで捉えるのは苦手だけれど、人はびっくりするくらい色々な事を忘れてしまう。考えていたことも忘れるし言ったこともやったことも忘れる。その事を忘れたという事自体もきっと忘れていく。けれども記録しておくためのツールはいまは沢山ある。