no deal

7つの習慣だかなんだか忘れたが、他者との関係には下記の4つ

win-win(両者OK。どうでもいいが、「ういんういん」で左記のように変換されるのすげえ)

・win-lose(自分だけ勝つ)

・lose-win(相手だけ勝つ)

・lose-lose(どちらも負ける)

・no deal(取引しない)

 

があるとされるというのをむかし読んだ。win-winはビジネス用語でもよく出てくるが、それ以外はあんまり出てこない気がする。win-winの次(または同じくらい)に良い結果が、一番下のno dealだとされる。自分としては、「お互いが納得すること」だと捉えている。人間関係を壊すことなく別れる、という感じだろうか。

 

コミュニケーションにしろ営業活動にしろ恋愛にしろ、このno dealということを最近は特に意識することが多い。たとえば営業活動でクライアントに提案した商品に対し、「検討の結果他社に決めたので今回はお断り」ということになった場合、表面だけ捉えたらlose-win(お互い無駄な時間を使ったという印象ならlose-lose)だが、相手の本心(お断りの本当の理由)を引き出すことができれば(本心を伝えてくれるような関係づくりもまた大事なことだ)、お互い納得して別れることができる。この例で言えば、「他社に決めた」という理由のさらにその理由が、商品スペックなのか、会社の信頼性なのか、はたまた営業担当者なのか、権限者の機嫌なのか。そこまで聞ければ提案側としてはとても良い。そうして、そういう風に関係が終われれば、それはno dealで、良いことだと思う。提案側としては悔しさは残るかもしれないが、笑って別れられると思う。

 

いま自分は小さなコミュニティを運営しはじめていて、だんだん人が増えていけば良いなと思いながら活動しているが、(気が早い話だが)誰かがそのコミュニティを離れることになったとき、笑って別れられるようなものにしたいなと思う。