2019年に観てよかった映画
新作旧作問わず、順不同に。メジャーなやつ多し。アマゾンプライムで観られるやつもあるので年末年始のお供に。
・プロメア
やたら熱量が多い製作陣によるやたら熱量の多いアニメ。とりあえず観たら元気になるタイプの映画。アニメ1クール作品を2時間に圧縮したような密度の濃さがある。絵作りがとんでもなく綺麗でセンスがある。
ブームとなった『ジョーカー』が相当参考にしたと思われる映画。ジョーカーが好きな方はこちらも。プロットがほとんど同じで、売れないコメディアンがテレビ出演のメジャーデビューを目指すために奮闘する。マーティン・スコセッシ監督が描く狂人は観ていて心臓に悪い(おれはこの監督の作品にわりと共感性羞恥心を感じてしまう) 。
・トイストーリー4
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- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
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安定のピクサー。別の記事(ネタバレ有り)でも書いたが、『おもちゃが飽きられる事』をテーマに描かれている。賛否両論あるが自分としてはわりと好みの映画であった。
・ファーストマン
おれの大好きな『ラ・ラ・ランド』監督による実話を基にしたフィクション映画。前2作のような派手さはなく、むしろ地味である。ただ、月に行くという事に関する主人公の、静かで冷たく恐ろしい狂気が凄まじい。月面着陸のシーンは視聴可能な一番大きいディスプレイで観て欲しい。
米選挙活動のロビイストという、日本ではあまりなじみの無い仕事を題材にした映画。銃規制法案を巡り『規制派』についた主人公があの手この手を使い勝利を目指していく。銀河英雄伝説のオーベルシュタインのように冷静で計算高く権謀術数を使いこなす主人公の格好良さよ。最後の展開と仕掛けまで含めて最高にスリリング。これはオススメ。
・グリーンブック
白人の運転手と黒人のピアニストの交流を描いた映画。黒人差別を題材にしているが、優しいユーモアで包んでおり救いのある話になっている。アカデミー賞を穫るのもうなづける。最後の奥さんの一言がちょう最高。