銀輪流法

朝から雨の日曜日。8時すぎに起床し、体調の悪さを感じるもここのところサボり気味だったのでローラーに乗る。サボっていたおかげでよく回る。終了後は食べて昼寝。


 昨日はあのお方とサイクルモードへ行ってきた。お昼過ぎに会場の最寄駅で待ち合わせる。駅を出たすぐの場所で競輪のブース?があり、ローラーで75km/hを出せたら景品が貰えるというのでやってみる。71km/hで力尽きる。NUWAー。ギアが軽いのでケイデンスを上げていかないと速度が出ない。難しいものだ。会場ではまず、弱虫ペダルの作者のサイン入りサコッシュに当選していたのでもらいに行く。握手をしたが、手がフワフワだった。ジョジョの荒木先生が「漫画家の手はフワフワだ(でも自分はそう言われた事はないとのこと)」と言っていたが、本当だった。二人ともお昼を食べていなかったので場内のフードコートでタコライスを食べる。食事のあとは一通りブースを回る。あのお方も基本的に興味はなさそうなものの、知っている日本メーカーの自転車はちょっと気になっていたようだった。


 一通り回ったあと一休みし、すぐそばで開催されているシクロクロスのレース会場へ行ってみた。シクロクロス(オフロードでの障害物競走みたいな周回レース)を生観戦するのは自分も初めてだったので興味があった。ちょうどレースが始まる頃合いだったのでスタート前で待つ。スタートすると一斉に観客が大移動を始めてビックリした。おれたち2人も面白がって走ってみんなについて行く。あのお方もテンションが上がっている。なんだこれは。観客たちが崖のようなコースポイントに着くと、ほどなく選手もそこへ差し掛かる。選手は自転車を降りて、担いで崖を登ってまた下る。それをみんなで応援している。これは面白い。選手が通過するとまた違うポイントへ観客たちが大移動する。観客の多くはチームや身内の応援なのだろうが、部外者が観ても面白い。ときおり転ぶ選手もいるが、ロードレースのようにアスファルトではないため怪我もなく、転んだ瞬間に起き上がりまた走り出す。やはり崖のように切り立った場所の昇り降りを観るのが楽しい。レースが2周回ほどすると民族大移動も落ち着いたので、2人で適当にいろんな場所に移りながら観戦した。


 結局2レースを観戦し、気付いたらすっかり日が暮れている。会場付近で夕食をとり、さっき観たレースの話で盛り上がった。2レース目は女子の部だったが、あのお方は女子の部を観て奮い立ったのか「これ(シクロ)をやりたい」を仰っていた。マジかよ。