余裕とルパン

先週一週間が怒涛のように忙しく感じた。日曜は朝から夕方までお客さんと会っていて、帰ったらもうボロ雑巾のようになっていた。夕食を軽くとり、酒とQPを飲んで21時半頃には就寝した。夜半にいちど目が覚めたが今日朝の目覚めはよかった。長時間睡眠とQPが効いたのかもしれない。

 


余裕がなくなってくると機嫌や態度に現れてしまいがちだ。そうならないよう修行をしているが、なかなか理想的な状態には近くない。気付いているときはまだいいが、気づいていないときがとても危ない。

 


唐突だがここでルパンの話をしたい。10年ほど前だが2chで、名無しが『私男だけど、ルパンのキャラ4人のなかでは、いつでも余裕を忘れないルパンが一番好き』と書いていたのを見かけた。それ以来おれの中のルパン感が変わった。それまでは、なんかいけ好かないしあんまり(見た目も)カッコよくもないなと思っていた。ところがそういう見方をしてみると、たとえば窮地に至っても余裕をもって物事に対処する。ピンチでもジョークの1つ2つでも飛ばす。その姿というのはなかなかカッコいい。大器を感じさせる。精神的な余裕がある(ように見える)人は頼りにされる。なぜ彼がリーダー格なのかがわかった気がした。

 


ルパンのように余裕がなくても余裕があるかのように振る舞えればベストだ。そう振る舞うことは、もちろん自分の平生のためであったり、あるいは自分の成長のためでもあるが、自分の周りにいるひとたちが気分良くなるためにもそうなりたいと思えるといい。余裕がないときの多くは、自分のことしか考えてない状態だから、周りへの配慮がおざなりになる。自分中心になる。そうではなくて、周りが気分良くなってくれるようにするには、という目的から始める。そういうとき、自分が無理に相手に合わせて消耗するということにならないように気をつける。相手と気分良い時間を過ごせたその先にあるものを目指そうとする。そうすれば、自分の気持ちに負担をかけずに自然に余裕がある態度が持てるようになる。かもしれない。