1分で話す

少し前になるが、会社の研修で、1分で話すという練習をした。本題に入る前の導入という感じで、アイスブレイクに近い。30人くらいの人が次々と同じテーマで話すのだが、みんなそれぞれ導入のトークが違って面白かった。いわゆる『話が上手い』ような人は1分でもコンパクトにまとめたり、興味を惹く工夫をしている。また、ベテランの人ほどそういった経験があるためか落ち着いてもいる。

 

 


実際にやってみると、頭をフル回転させて話さなければいけないなと感じた。コンパクトで、印象に残り、次に繋げつつ、かつ売り込み過ぎない…。こういったとっさの『思考の瞬発力』というのは現場でも要求されるから、社内で練習できる機会があるのはよかったと思う。

 

 


1分というのは、喋ってみるとあっという間なのだが聞く側だとそこそこ長いかな?と感じた。継ぎ言葉や脱線も、短い時間という制約の中だと余計に気になってしまう。たった1分ですらそうなのだから、それ以上の長さの話を聞き続けることは思いのほか大変だということだ。だから喋り続けるだけでなく、適度に質問を混ぜながら対話形式にするなどそういった工夫も必要だなと思った。